サクラの心
2005年 04月 16日
願はくは 花の下にて 春死なむ
そのきさらぎの 望月のころ
サクラの歌を詠み続けた西行法師・・
早朝、TVを付けると花曇の吉野の景色が映っていた。4月の中旬、これからが見頃に。『金峯山寺』の『蔵王堂』の蔵王権化にサクラが咲きほこったことを告げにいくという『花供会式』。サクラを一年のしめくくりとして生きた人々。平安時代から続く奈良の吉野の行事である。これが終わるとサクラは散り始める。まるで、花の精霊が飛び交っているように空を舞う桜の花びら。その昔、吉野を訪れる人に子供達が苗を売り植樹を呼びかけたそうな。今もずっと大切に山を守り続ける人々。宿り木を取り除き、サクラの命を守っている。鳥が運ぶ草木の種が幹にくっつき根を下ろし、木の養分を取ってしまうからだ。植えるだけでは育たない、住人の自然を大切にする心が吉野の桜を守っているのですね。 *シロヤマザクラ・ソメイヨシノ
NHK”美しき日本~ 百の風景~ 「千年の時を越えて 千年の桜絵巻」
あまりに良いお天気なので、スキンを変えてみました。
青空にサクラ、満開で~~す!!ヽ(^o^)丿
by edayori
| 2005-04-16 05:54